手術後の「S-1」を用いた補助化学療法の治療期間を考える場合、「2週間連続投与(1週間休薬)」を選択しても「4週間連続投与(2週間休薬)」を上回る相対的治療強度は期待しにくい。
3年無再発生存率は「S-1」を2週間連続服用した人で71.3%であったのに対し、4週間連続服用した人では73.4%であった(p=0.70)。
グレード3以上の有害事象は「S-1」を2週間連続服用した人の7.4%が経験したのに対し、4週間連続服用した人で12.6%が経験した(p=0.33)。
【発表】
2020年6月12日
【試験】
Phase 2
【試験実施国】
日本(筑波大学医学部附属病院、福島県立医科大学附属病院、筑波メディカルセンター病院、総合南東北病院)
【原著】
Int J Clin Oncol. 2020;25:1807-1813. [PubMed: 32533352]