【多発性骨髄腫:二次治療】「ダラザレックス+ベルケイド+デキサメタゾン」vs「ベルケイド+デキサメタゾン」

すでに治療を受けたことがある人(試験では47%が1ラインのみ)でも「ベルケイドデキサメタゾン」治療に抗CD38抗体 「ダラザレックス」の追加併用を選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では治療開始から7.4ヵ月の時点で「ダラザレックスベルケイドデキサメタゾン」3剤併用療法を受けた人の半数以上が増悪することなく生存していた。すなわち無増悪生存期間は中央値まで到達していなかった。「ベルケイドデキサメタゾン」治療を受けた人の半数が7.2ヵ月以上増悪することなく生存した。

治療から1年時点で増悪することなく生存していた人の割合は 「ダラザレックス」治療を追加した人の60.7%、「ベルケイドデキサメタゾン」2剤併用治療を受けた人では26.9%であった。

ダラザレックスベルケイドデキサメタゾン」3剤併用療法を受けた人の82.9%に効果があり、「ベルケイドデキサメタゾン」2剤併用治療を受けた人ではその効果は63.2%にとどまった。

ダラザレックス」の追加併用を選択することで、増加するグレード3または4の有害事象は、血小板減少症(32.9%→45.3%)、好中球減少症(4.2%→12.8%)。注射部位反応は「ダラザレックスベルケイドデキサメタゾン」3剤併用療法を受けた人の45.3%に現れたが、そのほとんどがグレード1または2であった。

【発表】

2016年8月25日

【試験名】

CASTOR (Phase 3) 〔NCT02136134

【原著】

N Engl J Med 2016; 375:754-76. [PMID:27557302]

【外部リンク】