【再発卵巣がん:プラチナ抵抗性・プラチナ部分感受性】「トレバナニブ+パクリタキセル」vs「パクリタキセル」

治療歴が3回以下でプラチナ製剤投与終了から12ヵ月以内の人は、「パクリタキセル」への「トレバナニブ」治療追加を選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。試験では5.4ヵ月から7.2ヵ月に延長。

グレード3以上の有害事象は「トレバナニブパクリタキセル」治療を受けた人の54%が経験したが、「プラセボ+パクリタキセル」治療を受けた人も56%が経験した。

トレバナニブ治療を受けた人の17%(vs. 6%)が治療に関連した有害事象のため、治療が継続できなかった。グレードを問わない浮腫がトレバナニブ治療を受けた人の64%(vs. 28%)が経験した。

グレード3以上の有害事象として、トレバナニブ治療を受けた人の8%が腹水(vs. 11%)、9%が好中球減少症(vs. 6%)、5%が腹痛(vs. 5%)を経験した。トレバナニブ治療を受けた人の34%(vs. 28%)に重篤な有害事象が現れた。

【発表】

2014年6月17日

【試験名】

TRINOVA-1 (Phase 3) 〔NCT01204749

【原著】

Lancet Oncol. 2014;15:799-808. [PubMed:24950985]

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