【直腸がん:周術期治療】「5-FU+オキサリプラチン+放射線療法」vs「5-FU+放射線療法」

手術前後の補助化学療法として「5-FU」に「オキサリプラチン」の追加を選択することで、3年無病生存率の向上が期待できる。試験では71.2%から75.9%に向上。

術前補助化学放射線療法の化学療法を「5-FUオキサリプラチン」にすることで、グレード3または4の有害事象が20%から24%に増加。術後補助化学療法は「5-FU」単独でも「mFOLFOX6」でも、グレード3または4の有害事象の発現率は36%であった。遅発性のグレード3または4の有害事象は術前術後の補助化学療法に「オキサリプラチン」を加えることで21%から25%に増加。

【発表】

2015年7月15日

【試験名】

CAO/ARO/AIO-04(Phase 3)〔NCT00349076

【原著】

Lancet Oncol. 2015;16:979-89. [PubMed:26189067]

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