【大腸がん:一次治療】「アービタックス+FOLFIRI」vs「FOLFIRI」

転移がある大腸がんの人が初めての治療を考える場合、「FOLFIRI」治療に「アービタックス」治療の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では「FOLFIRI」治療に「アービタックス」治療の上乗せによって奏効率が38.7%から46.9%に向上、無増悪生存期間が8.0ヵ月から8.9ヵ月に延長。生存期間は「FOLFIRI」治療を受けた人で18.6ヵ月、「FOLFIRIアービタックス」治療を受けた人で19.9ヵ月と治療間に差はなかった。

転移巣切除が実施できた割合は、「FOLFIRI」治療を受けた人で3.7%であったのに対し、「FOLFIRIアービタックス」治療を受けた人では3.7%。R0切除率は「FOLFIRI」治療に「アービタックス」治療を上乗せすることで、1.7%から4.8%に増加(p=0.002)。

FOLFIRI」治療に「アービタックス」治療の上乗せによってグレード3 または 4 の有害事象が起こるリスクが増加する。試験では皮膚反応が0.2%から19.7%、注射部位反応が0%から2.5%、下痢が10.5%から15.7%に増加。

【発表】

2009年4月2日

【試験名】

CRYSTAL(Phase 3)〔NCT00154102

【原著】

N Engl J Med. 2009;360:1408-17. [PMID:19339720]

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