【腎細胞がん:術後治療(DFS)】「スーテント」vs「プラセボ」

S-TRAC(NEJM)                         

限局性の高リスク淡明細胞型腎細胞がんと診断された人が手術後の治療を考える場合、「スーテント」による術後補助療法を選択することで無病生存期間の延長が期待できる。

スーテント」治療を受けた人の34.3%(vs. 2%)が有害事象のために減量しなければならなかった。

グレード3または4の有害事象は「スーテント」治療によって増加する。試験ではグレード3の有害事象が15.8%から48.4%に、グレード4の有害事象が3.6%から12.1%に増加した。重篤な有害事象は同程度だった(21.9% vs. 17.1%)。

【発表】

2016年10月9日

【試験名】

S-TRAC(Phase 3)〔NCT00375674

【試験参加国】

米国、オーストラリア、中国、コロンビア、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシア、アイルランド、イスラエル、イタリア、韓国、マレーシア、メキシコ、ポーランド、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、英国

【原著】

N Engl J Med 2016; 375 : 2246-54. [PubMed:27718781]

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