【去勢抵抗性前立腺がん:一次治療】「ヤーボイ」vs「プラセボ」

無症候性または軽度症候性で去勢抵抗性の前立腺がんの人が初めての薬物治療を考える場合、抗CTLA-4抗体「ヤーボイ」治療追加を選択しても、生存期間の延長は期待しにくい。

試験では「ヤーボイ」治療を受けた人の半数が29.7ヵ月以上生存したが、「プラセボ」治療を受けた人の28.7ヵ月と治療間に差はなかった。無増悪生存期間は「ヤーボイ」治療の追加によって3.8ヵ月から5.6ヵ月に有意に延長。

治療に関連したグレード3または4の有害事象で、10%以上の人が経験したものは下痢(15%)であった。

【発表】

2016年10月10日

【試験】

CA184-095 (Phase 3)〔NCT01057810

【原著】

J Clin Oncol. 2017 ;35:40-47. [PubMed:28034081]