【胃がん:二次治療】「ドセタキセル+シスプラチン」vs「ドセタキセル+S-1」vs「ドセタキセル」

シスプラチンS-1」治療が効かなくなった人が、「ドセタキセル」治療を考える場合、「シスプラチン」や「S-1」を続けても生存期間の延長は期待しにくい。「シスプラチン」の継続は逆に生存期間を短縮させる。

試験では「シスプラチンS-1(またはゼローダ)」治療後に増悪した人に対し、「ドセタキセル」治療、「ドセタキセルシスプラチン」治療、「ドセタキセルS-1」治療のうち、どの治療法の選択が無増悪生存期間、生存期間を長くさせるかについて確認した。すなわち「シスプラチン」、「S-1」の再投与(Beyond PD)を確認することが試験の目的と言える。

無増悪生存期間は「ドセタキセル」治療を受けた人で1.3ヵ月、「ドセタキセルシスプラチン」治療を受けた人で1.8ヵ月、「ドセタキセルS-1」治療を受けた人で2.7ヵ月。「S-1」を継続し、「シスプラチン」を「ドセタキセル」に変更することで1.3ヵ月から2.7ヵ月に有意に延長した(p=0.034)。

生存期間は「ドセタキセル」治療を受けた人で10.0ヵ月、「ドセタキセルシスプラチン」治療を受けた人で5.6ヵ月、「ドセタキセルS-1」治療を受けた人で6.9ヵ月。「シスプラチン」を継続したまま、「S-1」を「ドセタキセル」に変更することで10.0ヵ月から5.6ヵ月に有意に短縮した(p=0.035)。

【発表】

2016年10月18日

【試験】

Phase 2

【原著】

Cancer Res Treat. 2016 Oct 18. [PMID:27764906]