【乳がん:一次治療】「イブランス+フェマーラ」vs「フェマーラ」

HER2陰性、HR陽性の人が初めての治療を考える場合、CDK4/6阻害薬「イブランス」治療の「フェマーラ」への追加を選択することで、無増悪生存期間の大幅な延長が期待できる。

試験では「フェマーラ」治療に「イブランス」治療を追加することで、無増悪生存期間が10.2ヵ月から26.1ヵ月に延長(p<0.0001)。

イブランス」治療を追加することでグレード3または4の有害事象を経験する確率も大幅に高くなる。試験では1%から54%に増加。白血球減少症(0% → 19%)、倦怠感(1% → 4%)。

重篤な有害事象は、肺塞栓症(4%)、背部痛(2%)、下痢(2%)。好中球減少症または好中球減少症による感染症はなかった。「イブランスフェマーラ」治療を受けた13%の人が有害事象のため、試験から脱落した。「フェマーラ」治療を受けた人では2%が脱落。

本試験結果に基いて、米国では2014年8月18日に「前治療歴のないエストロゲン受容体陽性、HER2陰性の進行性閉経後乳がんに対する治療薬(レトロゾールと併用)」として承認申請され、2015年2月3日に承認された。

【発表】

2014年12月16日

【試験名】

PALOMA-1/TRIO-18(Phase 2)〔NCT00721409

【原著】

Lancet Oncol. 2015;16:25-35. [PMID:25524798]

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