【大腸がん:二次治療】「イリノテカン+アービタックス」vs「アービタックス」

化学療法が無効になった、KRAS G13D変異型の人は、「アービタックス」治療の選択が有効であるが、「アービタックスイリノテカン」治療を選択しても、「アービタックス」単独治療に比べ、生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、「アービタックス」治療を受けた人の55.6% が治療に奏効し、半数が2.9ヵ月以上増悪なく生存し、8.0ヵ月以上生存した。「アービタックスイリノテカン」治療を受けた人の奏効率は47.4%、無増悪生存期間は2.5ヵ月、生存期間は7.6ヵ月であった。

日本の9施設が参加した試験結果。

【発表】

2016年11月22日

【試験名】

G13D(Phase 2)

【原著】

Cancer Chemother Pharmacol. 2016 Nov 22. [PubMed:27878354]