【去勢抵抗性前立腺がん:二次治療(OS)】「オルテロネル+プレドニゾン」vs「プレドニゾン」

ELM-PC 5(JCO)                       

遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺がんと診断され、ドセタキセル治療後に病勢が進行した男性が次の治療を考える場合、「プレドニゾン」治療に「オルテロネル」の上乗せを選択しても生存期間の延長は期待しにくい。

オルテロネル」治療の上乗せによって、悪心(42% vs 26%)、嘔吐 (36% vs 17%)、倦怠感 (29% vs 23%)、アミラーゼ上昇 (14% vs 2%)を経験するリスクが高まる。

本試験と、化学療法未治療例への「オルテロネル」の効果を検証した『ELM-PC 4』試験の結果、2014年6月19日、「オルテロネル」の開発は中止された。

【発表】

2015年1月26日

【試験名】

ELM-PC 5(Phase 3)〔NCT01193257

【原著】

J Clin Oncol. 2015;33:723-31. [PubMed:25624429]

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