【肺がん:二次治療】「ザルトラップ+ドセタキセル」vs「ドセタキセル」

プラチナタブレット後に病勢が進行した人が次の治療を考える場合、「ドセタキセル」に「ザルトラップ」治療の追加を選択しても無増悪生存期間の延長は期待できても、生存期間の延長は期待しにくい。

試験では「ザルトラップドセタキセル」治療を受けた人の無増悪生存期間は5.2ヵ月、生存期間は10.1ヵ月であった。一方、「プラセボ+ドセタキセル」治療を受けた人の無増悪生存期間は4.1ヵ月、生存期間は10.4ヵ月であった。「ザルトラップドセタキセル」治療を受けた人の無増悪生存期間は有意に長かったが(p=0.035)、生存期間には差がなかった(p=0.90)。

ドセタキセル」に「ザルトラップ」を追加することで、奏効率は8.9%から23.3%に向上(p<0.001)。

ドセタキセル」に「ザルトラップ」を追加することで、発症するリスクが高まる主なグレード3以上の有害事象は、好中球減少症(21.1%→28.0%)、倦怠感(4.2%→11.1%)、口内炎(0.7%→8.8%)、高血圧(0.9%→7.3%)。

【発表】

2012年9月10日

【試験名】

VITAL(Phase 3)〔NCT00532155

【原著】

J Clin Oncol. 2012;30:3640-7. [PMID:22965962]

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