【肺がん:二次治療】「ニンテダニブ+ペメトレキセド」vs「ペメトレキセド」

1ライン目の化学療法後に病勢が進行した人が次の治療を考える場合、「ニンテダニブ」治療を「ペメトレキセド」治療への追加を選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では、「ペメトレキセド」治療に「ニンテダニブ」治療を追加することで無増悪生存期間が3.6ヵ月から4.4ヵ月に延長(p=0.0435)。生存期間は「ニンテダニブペメトレキセド」治療を受けた人で12.0ヵ月、「プラセボ+ペメトレキセド」治療を受けた人で12.7ヵ月(差なし、p=0.8940)。

ペメトレキセド」治療に「ニンテダニブ」治療を追加することで増加するグレード3以上の有害事象は、ALT上昇(7.3%→23.3%)、AST上昇(1.7%→12.1%)、下痢(1.1%→3.5%)。

【発表】

2016年10月27日

【試験名】

LUME-Lung 2(Phase 3)

【原著】

Lung Cancer. 2016;102:65-73. [PubMed:27987591]

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