【HR陽性乳がん:二次治療】「フェソロデックス+アリミデックス」vs「アリミデックス」

一次治療後に病勢が進行した場合、「アリミデックス」治療に「フェソロデックス」の追加を選択しても、治療成功期間、生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、「フェソロデックスアリミデックス」併用治療を受けた人の治療成功期間は10.8ヵ月、「アリミデックス」単独治療を受けた人の治療成功期間は10.2ヵ月であり、治療間に差はなかった(p=0.91)。

フェソロデックスアリミデックス」併用治療を受けた人の生存期間は37.8ヵ月、「アリミデックス」単独治療を受けた人の生存期間は38.2ヵ月であり、治療間に差はなかった(p=1.00)。

フェソロデックス」の追加によってホットフラッシュの発現率が増加。試験では13.8%から24.6%に増加(p=0.0023)。

【発表】

2012年2月27日

【試験名】

FACT(Phase 3)

【原著】

J Clin Oncol. 2012;30:1919-25. [PubMed:22370325]