今日の抗がん剤

現在、日本で発売されている抗がん剤を公表情報よりまとめた。

01. 非小細胞肺がん

免疫チェックポイント阻害薬

オプジーボ(一次治療除く、単独に限る)、キイトルーダ(PD-L1陽性、単独に限る)、テセントリク(一次治療除く、単独に限る)

分子標的薬

白金製剤

カルボプラチンシスプラチンネダプラチン

微小管阻害薬

パクリタキセルドセタキセルアブラキサン(単独に限る)、ビノレルビンビンデシン

代謝拮抗薬

アリムタ(併用はシスプラチンに限る)、S-1(併用に限る)、UFT5-FU(併用に限る)、ジェムザールシタラビン(併用に限る)

微小管阻害薬

エトポシド

トポイソメラーゼ阻害薬

イリノテカン

抗がん性抗生物質

アムルビシンドキソルビシン、ブレオマイシン、マイトマイシンペプロマイシン(扁平上皮癌)、ミトキサントロン、アクラルビシン

アルキル化剤

シクロホスファミド、ニムスチン

その他

ピシバニール

 

02. 乳がん

分子標的薬

ホルモン療法薬

抗がん性抗生物質

アントラサイクリン系抗がん剤

微小管阻害薬

  • ビノレルビン(アントラサイクリン系およびタキサン系抗がん剤による化学療法後の増悪・再発例)
  • ハラヴェン(アントラサイクリン系およびタキサン系抗がん剤による化学療法後の増悪・再発例)

タキサン系抗がん剤

代謝拮抗薬

  • 5-FUUFTメトトレキサート(CMF療法)、シタラビン(併用に限る)、ドキソフルリジン、テガフール
  • ジェムザール(アントラサイクリン系抗がん剤を含む化学療法後の増悪・再発例)
  • S-1(アントラサイクリン系およびタキサン系抗がん剤を含む化学療法後の増悪・再発例)
  • ゼローダ(単剤投与:アントラサイクリン系抗がん剤を含む化学療法の増悪・再発例、併用療法:一次治療を除く)

アルキル化剤

シクロホスファミド

トポイソメラーゼ阻害薬

イリノテカン

白金製剤

カルボプラチン

 

03. 胃がん

免疫チェックポイント阻害薬

オプジーボ(三次治療以降)

分子標的薬

ハーセプチン(HER2過剰発現)、サイラムザ(一次治療除く、併用する抗がん剤はパクリタキセルに限る)

代謝拮抗薬

S-15-FUゼローダUFTメトトレキサート、ドキソフルリジン、テガフール、シタラビン(併用に限る)

白金製剤

シスプラチンエルプラット

微小管阻害薬

ドセタキセルパクリタキセルアブラキサン(単独に限る)

トポイソメラーゼ阻害薬

イリノテカン

アルキル化剤

シクロホスファミド(併用に限る)、ニムスチン

抗がん性抗生物質

エピルビシンドキソルビシン、ピラルビシン、マイトマイシン、アクラルビシン

 

04. 大腸がん

分子標的薬

代謝拮抗薬

5-FUゼローダS-1ロンサーフ(一次治療・二次治療を除く)、UFT、ドキソフルリジン、テガフール、シタラビン(併用に限る)

白金製剤

エルプラット

トポイソメラーゼ阻害薬

イリノテカン

アルキル化剤

シクロホスファミド(結腸癌、併用に限る)、ニムスチン

抗がん性抗生物質

ドキソルビシンマイトマイシン

 

05. 肝がん

分子標的薬

ネクサバールレンビマスチバーガ(がん化学療法後増悪例)

アルキル化剤

シクロホスファミド(併用に限る)、ニムスチン

代謝拮抗薬

5-FUUFTシタラビン(併用に限る)

抗がん性抗生物質

エピルビシンドキソルビシンマイトマイシンミトキサントロン

白金製剤

シスプラチンミリプラチン(リピオドリゼーション、単独に限る)

 

06. 膵がん

分子標的薬

タルセバ(ゲムシタビンとの併用に限る)

代謝拮抗薬

ジェムザールS-1UFT5-FUシタラビン(併用に限る)

微小管阻害薬

パクリタキセルアブラキサン(ゲムシタビンとの併用に限る)

トポイソメラーゼ阻害薬

イリノテカン

白金製剤

エルプラット

抗がん性抗生物質

エピルビシンマイトマイシン

アルキル化剤

シクロホスファミド(併用に限る)、ニムスチン

 

07. 腎がん

免疫チェックポイント阻害薬

オプジーボ(サイトカイン製剤のみの治療歴を有する患者を除く、化学療法未治療患者を除く、単独に限る)

分子標的薬

  • スーテント(サイトカイン製剤を含む他の抗がん剤との併用を除く)、インライタ(サイトカイン製剤を含む他の抗がん剤による治療歴のない患者を除く)、ヴォトリエント(化学療法未治療患者除く、サイトカイン製剤を含む他の抗がん剤との併用を除く)、ネクサバール(サイトカイン製剤による治療歴のない患者を除く)
  • アフィニトール(スニチニブまたはソラフェニブによる治療歴のある患者、単独に限る)、トーリセル

インターフェロン

スミフェロン、イントロン、イムノマックス-γ

インターロイキン

イムネース

 

08. 前立腺がん

ホルモン療法薬

放射性医薬品

ゾーフィゴ(骨転移のある去勢抵抗性前立腺癌、内臓転移例を除く)

微小管阻害薬

ドセタキセル(去勢抵抗性に限る)、ジェブタナ(去勢抵抗性に限る、化学療法未治療例を除く)

白金製剤

シスプラチン

アルキル化剤

イホスファミド

代謝拮抗薬

UFT

抗がん性抗生物質

ペプロマイシン

 

09. 尿路上皮がん

免疫チェックポイント阻害薬

キイトルーダ(化学療法後増悪例に限る)

代謝拮抗薬

5-FUジェムザールUFTメトトレキサート(M-VAC療法)、ドキソフルリジン、テガフール、シタラビン

白金製剤

シスプラチンネダプラチン

抗がん性抗生物質

エピルビシンドキソルビシン、ピラルビシン、マイトマイシン

微小管阻害薬

エトポシド、ビンブラスチン

 

10. 皮膚がん

10-01. メラノーマ

免疫チェックポイント阻害薬

  • オプジーボ(化学療法未治療:単独またはヤーボイとの併用、化学療法既治療:単独に限る)、キイトルーダ(単独に限る)
  • ヤーボイ(化学療法未治療:単独またはオプジーボとの併用、化学療法既治療:単独に限る)

分子標的薬

  • ゼルボラフ(BRAF遺伝子変異例、単独に限る)、タフィンラー(BRAF遺伝子変異例、併用する抗がん剤はトラメチニブに限る)
  • メキニスト(BRAF遺伝子変異、ダブラフェニブとの併用に限る)

アルキル化剤

ダカルバジンシクロホスファミド(併用に限る)

インターフェロン

フェロン

10-02. メルケル細胞がん

免疫チェックポイント阻害薬

10-03. 皮膚T細胞性リンパ腫

分子標的薬

ポテリジオ(CCR4陽性)

その他

ゾリンザタルグレチン(未治療例を除く、単独に限る)

11. 血液がん

11-01. 急性白血病

分子標的薬

グリベック(フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病、FIP1L1-PDGFRα陽性慢性好酸球性白血病)、スプリセル(再発・難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ 性白血病、単独に限る)、マイロターグ(再発・難治性のCD33陽性の急性骨髄性白血病)、アイクルシグ(再発・難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病、単独に限る)、ベスポンサ(再発・難治性のCD22陽性の急性リンパ性白血病)

アルキル化剤

メルファラン(造血幹細胞移植時の前処置)、シクロホスファミド

代謝拮抗薬

クロファラビン(再発・難治性の急性リンパ性白血病)、シタラビンメトトレキサート、アラノン(再発・難治性T細胞急性リンパ性白血病)、シタラビン オクホスファート(成人急性非リンパ性白血病)、エノシタビン、フルダラ(急性骨髄性白血病における同種造血幹細胞移植の前治療)、メルカプトプリン

抗がん性抗生物質

エピルビシンミトキサントロン、アクラルビシン、ダウノルビシンイダルビシン、ピラルビシン

微小管阻害薬

エトポシドビンクリスチンビンデシン

その他

L-アスパラギナーゼ、三酸化ヒ素(再発・難治性の急性前骨髄球性白血病)、タミバロテン(再発・難治性の急性前骨髄球性白血病)、ATRA(急性前骨髄球性白血病)

 

11-02. 慢性白血病

分子標的薬

  • グリベック(慢性骨髄性白血病)、スプリセル(慢性骨髄性白血病、単独に限る)、タシグナ(慢性骨髄性白血病、単独に限る)
  • ボシュリフ(前治療薬に抵抗性・不耐容の慢性骨髄性白血病、単独に限る)
  • アイクルシグ(前治療薬に抵抗性・不耐容の慢性骨髄性白血病、単独に限る)
  • イムブルビカ(再発・難治性の慢性リンパ性白血病、単独に限る)
  • アーゼラ(再発・難治性のCD20陽性の慢性リンパ性白血病、単独に限る)
  • マブキャンパス(再発・難治性の慢性リンパ性白血病、単独に限る)

アルキル化剤

トレアキシン(慢性リンパ性白血病、単独に限る)、メルファラン(造血幹細胞移植時の前処置)、シクロホスファミド(併用に限る)、ニムスチン、ラニムスチン

代謝拮抗薬

メトトレキサート(慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病)、フルダラ(貧血または血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病/慢性リンパ性白血病における同種造血幹細胞移植の前治療)、クロファラビン、クラドリビン(ヘアリーセル白血病)、ヒドロキシカルバミド、メルカプトプリン(慢性骨髄性白血病)

抗がん性抗生物質

マイトマイシン

インターフェロン

スミフェロン(慢性骨髄性白血病、ヘアリー細胞白血病)、イントロン(慢性骨髄性白血病)

その他

ペントスタチン

  

11-03. 悪性リンパ腫

免疫チェックポイント阻害薬

  • オプジーボ(再発・難治性の古典的ホジキンリンパ腫、単独に限る)
  • キイトルーダ(再発・難治性の古典的ホジキンリンパ腫、単独に限る)

分子標的薬

  • リツキサン(CD20陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫)
  • アドセトリス(CD30陽性の再発・難治性のホジキンリンパ腫/未分化大細胞リンパ腫)
  • ポテリジオ(CCR4陽性の再発・難治性の末梢性T細胞リンパ腫)
  • イムブルビカ(再発・難治性のマントル細胞リンパ腫、単独に限る)
  • ゼヴァリン(CD20陽性の再発・難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫/マントル細胞リンパ腫)

アルキル化剤

トレアキシン(低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫/マントル細胞リンパ腫、単独に限る)、シクロホスファミド(ホジキン病、リンパ肉腫、細網肉腫)、メルファラン(造血幹細胞移植時の前処置)、ダカルバジン(ホジキンリンパ腫)、プロカルバジン(ホジキン病、細網肉腫、リンパ肉腫)、イホスファミド、ニムスチン、ラニムスチン

白金製剤

カルボプラチンシスプラチン(再発・難治性、併用に限る)

代謝拮抗薬

フルダラ(再発・難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫/マントル細胞リンパ腫、悪性リンパ腫における同種造血幹細胞移植の前治療)、ジェムザール(再発・難治性)、メトトレキサートジフォルタ(再発・難治性の 末梢性T細胞リンパ腫)、アラノン(再発または難治性T細胞リンパ芽球性リンパ腫)、クラドリビン、シタラビン オクホスファート

抗がん性抗生物質

エピルビシンドキソルビシンミトキサントロン、アクラルビシン、ブレオマイシン、ペプロマイシン、ピラルビシン

微小管阻害薬

エトポシド(腫細網肉腫、リンパ肉腫、ホジキン病)、ビンブラスチン、ビンクリスチンビンデシン

トポイソメラーゼ阻害薬

イリノテカン(非ホジキンリンパ腫)

その他

ムンデシン(再発・難治性の 末梢性T細胞リンパ腫)、イストダックス(再発・難治性の 末梢性T細胞リンパ腫)、L-アスパラギナーゼ、ペントスタチン、ソブゾキサン

 

11-04. 成人T細胞白血病リンパ腫

ポテリジオ(CCR4陽性)、レブラミド(再発・難治性)、ソブゾキサン、ペントスタチン、ラニムスチン

 

11-05. 多発性骨髄腫

免疫抑制薬

レブラミド、ポマリスト(再発・難治性)、サリドマイド(再発・難治性)

プロテアーゼ阻害薬

ベルケイドカイプロリス(再発・難治性)、ニンラーロ(再発・難治性)

分子標的薬

ダラザレックス(再発・難治性)、エムプリシティ(再発・難治性)

HDAC阻害薬

ファリーダック(再発・難治性)

アルキル化剤

メルファラン(造血幹細胞移植時の前処置)、シクロホスファミド

抗がん性抗生物質

ドキソルビシン(併用に限る)

代謝拮抗薬

フルダラ(多発性骨髄腫における同種造血幹細胞移植の前治療)

微小管阻害薬

ビンクリスチン(併用に限る)

インターフェロン

スミフェロン、イントロン、イムノマックス-γ

12. 頭頸部がん

12-01. 甲状腺がん

分子標的薬

ネクサバールレンビマ(分化型甲状腺がんに限る)、カプレルサ(甲状腺髄様がんに限る)

抗がん性抗生物質

ブレオマイシン

その他

ピシバニール(他剤無効例に限る)

12-02. 頭頸部がん

分子標的薬

  • オプジーボ(プラチナ製剤を含む化学療法による治療歴のある人に限る)
  • アービタックス(放射線療法または他の抗悪性腫瘍剤と併用に限る)

代謝拮抗薬

S-1UFT5-FU(併用に限る)、テガフール

抗がん性抗生物質

ブレオマイシン(上顎がん、舌がん、口唇がん、咽頭がん、喉頭がん、 口腔がん等)、マイトマイシンペプロマイシン(上顎がん、舌がん・その他の口腔がん、咽頭がん、喉頭がん)、ピラルビシン

微小管阻害薬

ドセタキセルパクリタキセル

白金製剤

カルボプラチンシスプラチンネダプラチン

その他

ピシバニール(上顎がん、喉頭がん、咽頭がん、舌がん)

 

13. 脳腫瘍

分子標的薬

アルキル化剤

テモダール(悪性神経膠腫)、ギリアデル(悪性神経膠腫、脳腫瘍切除術時の切除面を被覆するように留置)、ニムスチン、ラニムスチン(膠芽腫)

抗がん性抗生物質

ブレオマイシン(神経膠腫)

その他

プロカルバジン(悪性星細胞腫・乏突起膠腫成分を有する神経膠腫、他の抗悪性腫瘍剤との併用)

インターフェロン

フエロン(膠芽腫・髄芽腫・星細胞腫)