
手術ができない人が化学放射線療法の結果、病勢の進行が認められなかった場合、「イミフィンジによる維持療法」を選択することで、PD-L1発現量が1%未満の人を除き、生存期間の延長が期待できる。
- PD-L1≧1%
PFS
〔イミフィンジ〕17.8ヵ月 vs 〔プラセボ〕5.6ヵ月、HR 0.46(0.33-0.64)
OS
〔イミフィンジ〕未到達 vs 〔プラセボ〕29.6ヵ月、HR 0.59(0.41-0.83) - PD-L1<25%
PFS
〔イミフィンジ〕16.9ヵ月 vs 〔プラセボ〕6.9ヵ月、HR 0.59(0.43-0.82)
OS
〔イミフィンジ〕39.7ヵ月 vs 〔プラセボ〕37.4ヵ月、HR 0.89(0.63-1.25)
【発表】
2020年3月21日
【試験名】
PACIFIC(Phase 3)〔NCT02125461〕
【原著】
Ann Oncol . 2020 ;31:798-806. [PubMed: 32209338]
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