
非胚中心びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の人が初めての治療を考える場合、「R-CHOP」レジメンに、「ベルケイド」治療の上乗せを選択しても、無増悪生存率の向上は期待しにくい。
試験では、「ベルケイド+R-CHOP」治療の無増悪生存率について「R-CHOP」治療と比較。2年無増悪生存率は「ベルケイド+R-CHOP」治療を受けた人で82.0%であり、「R-CHOP」治療を受けた人の77.6%と差はなかった(p=0.611)。
2年生存率は「ベルケイド+R-CHOP」治療を受けた人で93.0%、「R-CHOP」治療を受けた人で88.4%であった。
「ベルケイド+R-CHOP」治療の主なグレード3以上の有害事象は、好中球数減少(49%/vs 53%)、血小板減少(29%/vs 13%)、貧血(15%/vs 7%)、白血球減少(25%/vs 26%)、神経障害(5%/vs 1%)。
【発表】
2017年9月1日
【試験】
Phase 2
【原著】
J Clin Oncol. 2017 ;35:3538-3546. [PubMed: 28862883]