
トリプルネガティブの人でも、アンドロゲン受容体陽性の場合、「ザイティガ+プレドニゾン」治療を選択することで臨床的有用性が期待できる。
試験では、「ザイティガ+プレドニゾン」治療を受けた人の20.0%が6ヵ月後に臨床的有用(完全奏効+部分奏効+安定)が得られた。
「ザイティガ+プレドニゾン」治療を選択することで倦怠感、高血圧、低カリウム血症、吐き気が現れることがあるが、その多くはグレード1または2である。
「ザイティガ」は2014年に発売された前立腺癌治療薬で、アンドロゲン生合成に必要な酵素であるCYP17を選択的に阻害する。
【発表】
2016年2月18日
【試験名】
UCBG 12-1(Phase 2)〔NCT01842321〕
【原著】
Ann Oncol. 2016 ;27:812-8. [PubMed:27052658]