術後補助療法としてアロマターゼ阻害薬の投与を受ける場合、抗RANKL抗体「ランマーク」治療の上乗せを選択することで骨折リスクの低下が期待できる。
試験では36カ月時点で「ランマーク」治療を受けた人の5.0%が初回の臨床的骨折を経験し、「プラセボ」治療を受けた人の9.6%に比べ少なかった。84カ月時点で初回の臨床的骨折を経験した人は「プラセボ」では26.2%に対し、「ランマーク」治療を受けた人の11.1%と少なかった。
有害事象を経験した人の割合には差がなかった。主な有害事象は、関節痛とアロマターゼ阻害薬に関連したものであり、「ランマーク」治療によって新たに増えた毒性はなかった。
【発表】
2015年5月31日
【試験名】
ABCSG-18(Phase 3)〔NCT00556374〕
【原著】
Lancet. 2015;386:433-43. [PubMed:26040499]
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