
「ドセタキセル」治療後に病勢が進行した人は、「ジェブタナ」を現在の承認用量である「25mg/㎡」から「20mg/㎡」に減量しても、劣らない生存期間が期待できる。
試験では「ジェブタナ 20mg/㎡」治療の生存期間を、承認用量である「ジェブタナ 25mg/㎡」治療と比較。その結果、「ジェブタナ 20mg/㎡」に減量しても生存期間は13.4ヵ月と、「ジェブタナ 25mg/㎡」治療を受けた人の14.5ヵ月に対する非劣性が示された。
主要評価項目ではないが、PSA奏効率は減量によって42.9%から29.5%に低下(p<0.001)、PSAで評価した進行までの期間は減量によって6.8ヵ月から5.7ヵ月に短縮。
グレード3または4の有害事象の発現率は、減量によって54.5%から39.7%に減少。
【発表】
2017年8月15日
【試験名】
PROSELICA(Phase 3)〔NCT01308580〕
【原著】
J Clin Oncol. 2017 ;35:3198-3206. [PubMed: 28809610]
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