
化学療法を受けたことがない人は、「プレドニゾン」治療に「ザイティガ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間、生存期間の延長が期待できる。
試験では、「プレドニゾン」単独治療を受けた人の生存期間は27.2ヵ月であったが、「ザイティガ+プレドニゾン」併用治療を受けた半数以上の人は、試験追跡期間中生存できており、生存期間は中央値に未到達であった(p=0.01)。無増悪生存期間は、「ザイティガ」を上乗せすることで8.3 ヵ月から16.6ヵ月に延長(p<0.001)。ここでは増悪をCTまたはMRIで確認したものとしている。
「ザイティガ」を上乗せすることで、鉱質コルチコイドに関連するグレード 3~4 の有害事象と肝機能検査異常の頻度がより高かった。
【試験名】
COU-AA-302(Phase 3)〔NCT00887198〕
【原著】
N Engl J Med. 2013 ;368:138-48. [PubMed:23228172]
【さらに詳しく】