【大腸がん(高齢者):二次治療】「サイラムザ+FOLFIRI」vs「FOLFIRI」

RAISE(Ann Oncol)                        

遠隔転移を有し、切除不能な大腸がんと診断され、一次治療として標準的な化学療法を受けた後に増悪した人が次の治療を考える場合、「FOLFIRI」治療に「サイラムザ」の上乗せを選択することで生存期間の延長が期待できる。この効果は65歳未満と65歳以上の人で効果に差はない。

試験では65歳未満の人では、「FOLFIRIサイラムザ」治療を受けた人の半数が13.1ヵ月以上生存した。これは「FOLFIRI」のみの治療を受けた人は11.9ヵ月であった。65歳以上の人では、「FOLFIRIサイラムザ」治療を受けた人の半数が13.8ヵ月以上生存した。これは「FOLFIRI」のみの治療を受けた人の11.7ヵ月であった。

【発表】

2016年8月29日

【試験名】

RAISE (Phase 3) 〔NCT01183780/jRCT2080221531

【試験参加国】

日本(愛知県がんセンター、国立がん研究センター東病院、松山赤十字病院、九州がんセンター、岐阜大学医学部附属病院、北海道大学病院、聖マリアンナ医科大学病院、高知医療センター、大阪医科薬科大学病院、埼玉県立がんセンター、静岡がんセンター、自治医科大学附属病院、国立がん研究センター中央病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、インド、イスラエル、イタリア、韓国、オランダ、ポルトガル、プエルトリコ、ルーマニア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、台湾

【原著】

Ann Oncol. 2016 ;27:2082-2090. [PubMed:27573561]

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