
大腸がんの人が初めての治療を考える場合、「イリノテカン+5-FU+ロイコボリン(IFL)」レジメンに「アバスチン」治療の追加を選択することで生存期間の延長が期待できる。
試験では「IFL」レジメンに「アバスチン」治療の追加によって生存期間が15.6ヵ月から20.3ヵ月に延長、無増悪生存期間が6.2ヵ月から10.6ヵ月に延長、奏効率が34.8%から44.8%に向上、奏効期間が7.1ヵ月から10.4 ヵ月に延長。
グレード 3 の高血圧は2.3%から11.0%に増加。
【発表】
2004年6月3日
【試験名】
AVF2107g(Phase 3)
【原著】
N Engl J Med. 2004;350:2335-42. [PubMed:15175435]
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