
「フルオロピリミジン系抗がん剤、イリノテカン、アバスチン」による初めての治療を考える場合、増悪してから「イリノテカン」を上乗せする治療戦略を選択しても、最初から「イリノテカン」を上乗せする治療戦略と同程度の治療成功期間を得ることは期待しにくい。
この結果はRAS遺伝子変異の有無に左右され、RAS遺伝子変異陽性の人では、増悪してから「イリノテカン」を上乗せする治療戦略を選択しても同程度の治療成功期間を得ることが期待できる。
【発表】
2018年11月2日
【試験名】
XELAVIRI /AIO KRK0110(Phase 3)〔NCT01249638〕
【原著】
J Clin Oncol. 2018 Nov 2. [PubMed: 30388045]