
転移がある大腸がんの人が初めての治療を考える場合、「FOLFIRI」レジメンを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。
試験では「FOLFIRI」治療を受けた人の無増悪生存期間、生存期間はそれぞれ7.6ヵ月、23.1ヵ月。「mIFL(イリノテカン+5-FU急速静注+ロイコボリン)」治療を受けた人の無増悪生存期間、生存期間はそれぞれ5.8ヵ月、17.6ヵ月。「XELIRI(カペシタビン+イリノテカン」治療を受けた人の無増悪生存期間、生存期間はそれぞれ5.9ヵ月、18.9ヵ月。
「XELIRI」治療は嘔吐、下痢、脱水が多い。
【発表】
2007年10月20日
【試験名】
BICC-C period 1(Phase 3)
【原著】
J Clin Oncol. 2007;25:4779-86. [PubMed:17947725]