
「FOLFOX」治療を6サイクル実施した後、「全ての化学療法を一時休薬し、増悪した際に再導入する治療」を選択するより、「オキサリプラチンのみを休薬する治療」を選択する方が病勢コントロール期間の延長が期待できる。「オキサリプラチン」の休薬期間中も「5-FU+ロイコボリン」療法による維持療法は必要。
試験では、「オキサリプラチンのみを休薬し、増悪した際に再導入する治療」を受けた人では、病勢をコントロールできた期間が13.1ヵ月であったのに対し、「全ての化学療法を休薬し、増悪した際に再導入する治療」を受けた人では、9.2ヵ月と短縮。生存期間も23.8ヵ月から19.5ヵ月に短縮、無増悪生存期間も8.6ヵ月から6.6ヵ月に短縮。
【発表】
2009年9月28日
【試験名】
OPTIMOX2
【原著】
J Clin Oncol. 2009;27:5727-33. [PubMed:19786657]