
プラチナ製剤を含む化学療法の効果が得られなくなった人が次の治療を考える場合、「アブラキサン」治療を選択しても「パクリタキセル」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間は期待しにくい。
「アブラキサン」治療を受けた人の22%が治療に奏効した。「パクリタキセル」治療の奏効率は25%であった(p=0.97)。
「アブラキサン」治療を受けた人の66%がグレード3または4の有害事象を経験し、これは「パクリタキセル」治療の46%に比べ、有意に多かった(p=0.009)。
【発表】
2020年9月17日
【試験名】
BL12(Phase 2)〔NCT02033993〕
【原著】
JAMA Oncol. 2020;6:1751-1758. [PubMed: 32940628]