
プラチナ製剤の治療歴のある人でも、「オプジーボ」治療を選択することで、PD-L1発現量に関係なく、腫瘍縮小効果が期待できる。
試験では、「オプジーボ」治療を受けた19.6%の人で治療が奏効した。
「オプジーボ」の治療効果は、PD-L1の発現量に関係なく発揮される。
試験では、PD-L1の発現量が5%以上の人では28.4%、発現量が1%以上の人では23.4% 、発現量が1%未満の人でも16.1%が奏効。
グレード3または4の有害事象を「オプジーボ」治療を受けた18%の人が経験。主な有害事象は、倦怠感と下痢。
この結果を受けて、米国では2017年2月3日までに「プラチナ製剤を含む化学療法治療歴のある進行または転移性尿路上皮がん」の適応で承認された。
【発表】
2017年1月25日
【試験名】
CheckMate 275(Phase 2)〔NCT02387996〕
【原著】
Lancet Oncol. 2017 ;18:312-322. [PubMed:28131785]
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