
最初の化学療法を考える場合、PCR(ペントスタチン+シクロホスファミド+リツキサン)レジメンに「アバスチン」の追加を選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくい。
試験では、「PCR」治療を受けた31.3%が完全奏効し、「PCR+アバスチン」治療を受けた54.5%が完全奏効した(p=0.08)。
治療開始から46ヵ月の時点で「PCR+アバスチン」治療を受けた36.4%の人が病勢が進行していた。「PCR」治療を受けた人では53.1%が病勢の進行が認められた。「PCR」治療を受けた人の半数が34ヵ月以上増悪なく生存しており、「PCR+アバスチン」治療を受けた人では、46ヵ月の時点では半数以上が増悪なく生存していた(p=0.06)。
グレード3または4の心血管毒性は「PCR+アバスチン」治療を受けた人でより多く経験した(33%vs. 3%、p<0.003)。
【原著】
2016年11月16日
【試験】
Phase 2
【原著】
Oncotarget. 2016 Nov 16. [PubMed:27861157]