
Stage T2-T3の人が「局所切除術」を選択しても、「死亡/再発/術後合併症/有害事象」を発現する確率の軽減を期待しにくい。
試験では「局所切除術」と「直腸間膜全切除術(TME)」が比較された。治療2年以内に「直腸間膜全切除術」を受けた人の48%が「死亡/再発/術後合併症/有害事象」を発現したのに対し、「局所切除術」を受けた人の発現率は56%であり、治療間に差は認められなかった(p=0.43)。
3年無イベント生存率は「局所切除術」で78.3%、「直腸間膜全切除術」で76.1% 。3年生存率は「局所切除術」で91.9%、「直腸間膜全切除術」で91.5% 。
【発表】
2017年6月7日
【試験名】
GRECCAR 2(Phase 3)
【原著】
Lancet. 2017 ;390:469–79. [PubMed: 28601342]
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