
低悪性度の神経膠腫の人が「テモダール」治療を選択した場合、統計学的に有意な差はなかったが、放射線療法に比べ、無増悪生存期間が7ヵ月短かった。
試験では「テモダール」治療を受けた人の無増悪生存期間が39ヵ月であったのに対し、「放射線療法」を受けた人の無増悪生存期間は46ヵ月であった。
グレード3または4の血液毒性は「テモダール」治療で多くなる。試験の結果によると、「放射線療法」を受けた人では1% 未満であったのに対し、「テモダール」治療を受けた人では14% の人が経験した。グレード3または4の感染症は「テモダール」治療を受けた人の3%が経験し、「放射線療法」を受けた人では1%であった。中等症から重症の倦怠感は「テモダールル」治療を受けた人の7%が経験し、「放射線療法」を受けた人では3%が経験した。
【発表】
2016年9月27日
【試験名】
EORTC 22033-26033 (Phase 3)〔NCT00182819〕
【原著】