
手術前の「カペシタビン」を含む化学放射線療法を考える場合、「UGT1A1遺伝子多型によって用量を調整したイリノテカン」の上乗せを選択することで病理学的完全奏効率の向上が期待できる。
グレード3または4の毒性は、「カペシタビン+イリノテカン+放射線療法」治療を受けた人のうち38%が経験した。「カペシタビン+放射線療法」治療を受けた人では6%であった(p<0.001)。主なグレード 3または4の毒性は、白血球減少、好中球減少、下痢であった。
【発表】
2020年10月29日
【試験】
Phase 3〔NCT02605265〕
【試験実施国】
中国
【原著】
J Clin Oncol. 2020 Oct 29 [PubMed: 33119477]