
手術後の補助療法として「5-FU+ロイコボリン(Roswell Parkレジメン)」に「イリノテカン」の上乗せを選択しても無病生存期間、生存期間の延長は期待しにくい。
試験では、「5-FU+ロイコボリン(Roswell Parkレジメン)」治療を受けた人の5年無病生存率は61%、「5-FU+ロイコボリン+イリノテカン」治療を受けた人では59%と治療間に差はなかった(p=0.85)。5年生存率も「5-FU+ロイコボリン」治療を受けた人で71%、「5-FU+ロイコボリン+イリノテカン」治療を受けた人で68%と治療間に差はなかった(p=0.84)。
【発表】
2007年8月10日
【試験名】
CALGB 89803(Phase 3)
【原著】
J Clin Oncol. 2007;25:3456-61. [PubMed: 17687149]
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