
手術後の補助化学療法の期間として「3ヵ月」を選択することによって治療完了率が向上し、重度の有害事象を経験するリスク軽減が期待できる。試験では術後補助化学療法(FOLFOX-4またはCapeOX)を3ヵ月間受けた人での35%が当初のレジメンを完了した。6ヵ月間受けた人では12%であった。
3ヵ月間の術後補助療法を受けた人の1.3%がグレード3以上の有害事象を経験した。6ヵ月間受けた人では8.4%の人が有害事象を経験した。
【発表】
2016年8月29日
【試験】
TOSCA (Phase 3)〔NCT00646607〕
【原著】
Ann Oncol. 2016 ;27:2074-2081. [PubMed:27573560]