
肝転移を有し、RAS変異型の人が初めての治療を考える場合、「mFOLFOX6」レジメンに「アバスチン」の上乗せを選択することで肝病巣のR0切除率が向上し、無増悪生存期間、生存期間の延長が期待できる。
「mFOLFOX6+アバスチン」治療を受けた54.5%が治療に奏効した(vs 36.7%)。「mFOLFOX6」レジメンに「アバスチン」の上乗せによって蛋白尿(3.3% → 9.9% ; p=0.04)、高血圧(2.5% → 8.3% ; p<0.05)のリスクが高まる。
【発表】
2020年8月4日
【試験名】
BECOME(Phase 3)〔NCT01972490〕
【試験実施国】
中国
【原著】
J Clin Oncol. 2020 Aug 4 [PubMed: 32749938]