
「パクリタキセル」との併用を考える場合、「リポソーム化シスプラチン」治療を選択しても、「シスプラチン」を選択した場合に比べ奏効率の向上は期待できても、生存期間の延長は期待しにくい。
試験では「リポソーム化シスプラチン+パクリタキセル」治療を受けた場合の奏効率および生存期間を「シスプラチン+パクリタキセル」治療を受けた場合と比較。
奏効率は「リポソーム化シスプラチン+パクリタキセル」治療を受けることで42%から59%に向上(p=0.036)。「リポソーム化シスプラチン+パクリタキセル」治療を受けた人では、悪心または嘔吐、無力症、腎毒性の発現が有意に少なかった。
【発表】
2011年2月8日
【試験】
Phase 3
【原著】
Cancer Chemother Pharmacol. 2011;68:945-50. [PubMed: 21301848]