
初めての化学療法を考える場合、「アバスチン」の追加を選択することで「ゲムシタビン+シスプラチン」だけより無増悪生存期間の延長が期待できる。試験では6.1ヵ月から6.5ヵ月に延長。
グレード3以上の有害事象が現れる可能性はアバスチンを追加しても変わらない。グレード3以上の肺出血は1.5%以下。
この試験の結果を受けて、日本では2009 年 11 月6日に「扁平上皮癌を除く切除不 能な進行・再発の非小細胞肺癌」の効能(15mg/kg(体重)・投与間隔 3 週間以上)追加が承認された。
欧米ではこの試験とE4599試験の結果より、扁平上皮癌を除く進行・再発の非小細胞肺がんの一次治療として承認された。
【発表】
2009年2月2日
【試験名】
AVAil
【原著】
J Clin Oncol. 2009;27:1227-34.
【こちらの図鑑も合わせて見る】