
手術の後、ステージⅠbの人は「カルボプラチン+パクリタキセル」を用いた術後補助療法を選択しても、生存期間の延長は期待しにくい。
試験では、「カルボプラチン+パクリタキセル」治療を受けた人の生存期間は95ヵ月であったが、経過観察された人の生存期間は78ヵ月と治療間に差はなかった(p=0.125)。
腫瘍径が4cm以上だった人に限っては「カルボプラチン+パクリタキセル」治療を受けることで生存期間の延長が期待できる。
試験では、「カルボプラチン+パクリタキセル」治療を受けることで77ヵ月から99ヵ月に延長。
グレード3または4の主な有害事象は、好中球減少症。
【発表】
2008年11月1日
【試験名】
CALGB 9633
【原著】
J Clin Oncol. 2008;26:5043-51. [PubMed:18809614]