
まだ化学療法を受けたことがない人では、「パクリタキセル」に「カルボプラチン」の追加併用を選択しても生存期間の延長は期待しにくいが、PS 2の人では「カルボプラチン+パクリタキセル」を選択することで、「パクリタキセル」単独治療を選択するより生存期間の延長が期待できる。試験では2.4ヵ月から4.7ヵ月に延長。
一方、PS0-1の人では「カルボプラチン+パクリタキセル」併用療法と「パクリタキセル」単独治療の差はない。試験では7.8ヵ月と9.5ヵ月の差であったが、これは統計学的に有意な差ではなかった。
【発表】
2005年1月1日
【試験名】
CALGB9730(Phase 3)
【原著】
J Clin Oncol. 2005;23:190-6. [PubMed:15625373]