
PS 2の人で初めての化学療法を考える場合、「カルボプラチン+パクリタキセル」や「シスプラチン+ゲムシタビン」を選択することで、半年以上の生存が期待できる。試験ではそれぞれの治療レジメンを選択した場合の生存期間は6.2ヵ月、6.9ヵ月であった。
「カルボプラチン+パクリタキセル」を選択した場合、グレード3の神経障害、グレード3以上の好中球減少症が現れる可能性が高くなる。試験ではそれぞれの発現率は10%(vs. 0%)、59%(vs. 33%)。「シスプラチン+ゲムシタビン」を選択した場合、グレード3の血小板減少症、グレード3以上の倦怠感、グレード1以上のクレアチニン上昇が現れる可能性が高くなる。試験ではそれぞれの発現率は33%(vs. 14%)、22%(vs. 14%)、43%(vs. 6%)。
【発表】
2007年2月1日
【試験名】
ECOG 1599(Phase 2)
【原著】
J Clin Oncol. 2007;25:418-23. [PubMed:17264337]