
初めての化学療法として、「5-FU+シスプラチン」に「ドセタキセル」追加を選択することで、無増悪期間の延長が期待できる。
試験では3.7ヵ月から5.6ヵ月に延長した。
3剤併用療法を受けた69%で、2剤併用療法を受けた59%にGrade3以上の治療に関連した有害事象が現れた。3剤併用療法でよく現れたGrade3以上の有害事象は、好中球減少症82%(vs 57%)、口内炎21%(vs 27%)、下痢19%(vs 8%)、発熱19%(vs 14%)であった。
しかし、『胃癌ガイドライン』では、「有効性と毒性のバランスの点、国内での経験がほとんどない点などから、一般臨床では推奨できない(推奨度3)」とされている。
【発表】
2006年11月1日
【試験名】
V325
【原著】