
PSA検診で発見され、限局性前立腺がんと診断された場合、「前立腺全摘除術」を受けても生存期間の延長は期待しにくい。
試験では、生存期間について「前立腺全摘除術」と「経過観察」とを比較。50.3%がT1c。
追跡期間中央値10.0年において「前立腺全摘除術」を受けた47.0%、「経過観察」を受けた49.9%が死亡した。「前立腺全摘除術」を受けた人は13.0年生存し、手術を受けずに「経過観察」を選択した人も12.4ヵ月生存しており、治療間に差はなかった(p=0.22)。
【発表】
2012年7月13日
【試験名】
PIVOT(Phase 3)〔NCT00007644〕
【原著】
N Engl J Med. 2012;367:203-13. [PubMed: 22808955]
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