
頭頸部扁平上皮がんの人が初めての治療を考える場合、化学療法に「ベクティビックス」治療の追加を選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。
試験では「ドセタキセル+シスプラチン」に「ベクティビックス」を加えることで、5.5ヵ月から6.9ヵ月に延長。生存期間は「ドセタキセル+シスプラチン+ベクティビックス」治療を受けた人では12.9ヵ月、「ドセタキセル+シスプラチン」治療を受けた人では13.8ヵ月と治療間で差はなかった。
グレード3または4の有害事象は「ドセタキセル+シスプラチン」に「ベクティビックス」を加えることで、56%から73%に増加。
【発表】
2016年8月20日
【試験名】
PARTNER(Phase 2)
【原著】
Oral Oncol. 2016;61:31-40. [PubMed:27688102]