
PD-L1陽性で、再発または転移性の人は、「キイトルーダ(2週ごとに10mg/kg )」治療を選択することで、奏効が期待できる。試験では45人中8人が奏効した(奏効率:18%)。ヒトパピローマウイルス(HPV)陽性の人で、より効果が出やすい可能性があり、試験では16人中4人が奏効した(奏効率:25%)。
「キイトルーダ」治療は受け入れが良く、グレード3以上の重症の有害事象の発現率は17%であった。主なグレード3以上の有害事象はALT上昇と低ナトリウム血症。重篤な有害事象の発現率は45%であった。
【発表】
2016年5月27日
【試験名】
KEYNOTE-012 (Phase 1b)〔NCT01848834〕
【原著】
Lancet Oncol. 2016 ;17:956-65. [PubMed:27247226]
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