
プラチナ製剤の治療歴がある人でも、「パクリタキセル」治療にPI3K阻害薬「ブパルリシブ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。
試験では、「パクリタキセル」治療に「ブパルリシブ」を追加することで、無再発生存期間が3.5ヵ月から4.6ヵ月に延長(p=0.011)。
グレード3または4の有害事象の発現率は、「ブパルリシブ」を追加することで、72%から82%に上昇。10%以上の人が経験した有害事象は、高血糖(3%→22%)、貧血(12%→18%)、好中球減少(5%→17%)。
【発表】
2017年1月25日
【試験名】
BERIL-1(Phase 2)〔NCT01852292〕
【原著】
Lancet Oncol. 2017 ;18:323-335. [PubMed:28131786]