
イリノテカン、オキサリプラチンの適応とならない70歳以上の人が初めての治療を考える場合、「カペシタビン」治療に「アバスチン」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。
「カペシタビン」治療に「アバスチン」の上乗せを選択することで奏効率の向上が期待できる。試験では「アバスチン+カペシタビン」治療を受けた19%の人が治療に奏効した(vs 10%, p=0.04)。
「アバスチン+カペシタビン」治療を受けた40%の人がグレード3以上の治療関連有害事象を経験した(vs 22%)。「アバスチン+カペシタビン」治療の主なグレード3以上の有害事象は手足症候群、下痢、静脈血栓イベント。試験では「アバスチン+カペシタビン」治療を受けた16%の人が手足症候群(vs 7%)、7%の人が下痢(vs 7%)、8%の人が静脈血栓イベント(vs 4%)を経験した。試験で「アバスチン+カペシタビン」治療を受けた140人中5人が治療によって死に至った(vs 4人)。
【発表】
2013年9月10日
【試験名】
AVEX(Phase 3)〔NCT00484939〕
【原著】
Lancet Oncol. 2013;14:1077-1085. [PubMed: 24028813]
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