【ALK陽性肺がん:一次治療】「ジカディア」vs「プラチナ製剤+ペメトレキセド」

ALK融合遺伝子陽性の人が初めての治療を考えるの場合、「ジカディア」治療を選択することで、無増悪生存期間の大幅な延長が期待できる。

試験では、「プラチナ製剤+ペメトレキセド」治療を受けた半数の人が8.1ヵ月以内に増悪または死亡したのに対し、「ジカディア」治療を受けた半数は16.6ヵ月以上増悪なく、生存できた(p<0.00001)。

ジカディア」治療の主な有害事象は、下痢、悪心、嘔吐、ALT上昇。発現率はそれぞれ85%、69%、66%、60%。

「プラチナ製剤+ペメトレキセド」治療の主な有害事象は、悪心、嘔吐、貧血。発現率はそれぞれ55%、36%、35%。

【発表】

2017年1月23日

【試験名】

ASCEND-4(Phase 3)〔NCT01828099

【原著】

Lancet. 2017 ;389:917-929.  [PubMed:28126333]

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