
プラチナ製剤と「ザーコリ」治療の両方を受けたことがある、ALK融合遺伝子陽性の人では、「ジカディア」治療を受けることで腫瘍縮小効果が期待できる。試験では「ジカディア」治療を受けた人の38.6%で奏効し、無増悪生存期間は5.7ヵ月であった。この試験には140人中24人が日本人。
有害事象の大部分がグレード1または2であり、主たる有害事象は悪心、下痢、嘔吐。試験では、「ジカディア」治療を受けた人の、それぞれ81.4%、80.0%、62.9%が経験した。
「ジカディア」は、日本では2016年3月に「クリゾチニブに抵抗性 又は不耐容の ALK 融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」を効能 又は効果として承認されたが、本試験は、その際に構築された臨床データパッケージの1つ。
【発表】
2016年7月18日
【試験名】
ASCEND-2(Phase 2)〔NCT01685060〕
【原著】