
2ライン以下の化学療法歴があり、BRCA遺伝子陽性の人が次の治療を考える場合、PARP阻害薬「タラゾパリブ」治療を選択することで無増悪生存期間の延長が期待できるが、生存期間の延長は期待しにくい。
「タラゾパリブ」治療を受けた人の1年生存率、2年生存率、3年生存率はそれぞれ71%(vs 74%)、42%(vs 38%)、27%(vs 21%)であった。試験では化学療法後に増悪した人の32.6%がPARP阻害薬治療を受けていた。
「タラゾパリブ」治療を受けた人の69.6%(vs 64.3%)がグレード3または4の有害事象を経験した。
【発表】
2020年8月15日
【試験名】
EMBRACA(Phase 3)〔NCT01945775〕
【原著】
Ann Oncol . 2020 ;31:1526-1535. [PubMed: 32828825]
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