【EGFR陽性肺がん:一次治療】「イレッサ」vs「カルボプラチン+パクリタキセル」

EGFR遺伝子変異陽性の人では、標準的な化学療法である「カルボプラチンパクリタキセル」を選択するより、「イレッサ」治療を選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では5.4ヵ月から10.8ヵ月延長した。日本人における試験結果。標準治療の歴史を変えることになった画期的な試験結果。

イレッサ」治療によって高頻度にみられた有害事象は、皮疹(71.1%)、ATP値上昇(55.3%)。「カルボプラチンパクリタキセル」治療では好中球減少(77.0%)、貧血(64.6%)、食欲不振(56.6%)、感覚神経障害(54.9%)。

【発表】

2010年6月24日

【試験名】

NEJ002(Phase 3)〔C000000376

【原著】

N Engl J Med. 2010;362:2380-8. [PubMed:20573926]

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